なぜ姿勢の悪い子どもが増えたのか、その社会的背景とは?

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なぜ姿勢の悪い子どもが増えたの?

ここでは、なぜ姿勢が悪い子どもが増えたのか、またその社会的背景とは、何かについて、考えてみたいと思います。

昔は、椅子に手のひらをついて、自分の上半身を支えるというような、子どもの姿は見ることがありませんでした。

どうして、そのような姿がなかったのでしょう。

便利になった家庭生活

昔に比べて、とても便利になった家庭生活や社会の中で暮らす子どもたち。

両手を使って遊ぶゲーム機の普及により、ソファーにもたれかかって背中を丸めて長時間遊ぶことが増えたのも、また洋式トイレの一般化によりしゃがみ姿勢でいることも少なくなって、背筋を使用する事が減少したことが、姿勢が悪くなったことに影響しているでしょう。

さらに、外で遊ぶ事への危機管理から、公園などで子どもだけで遊ぶ事への不安が高まり、外遊びには大人同伴という状況から、全身を使って遊ぶ経験の不足など、社会的背景が起因していると考えられます。

姿勢が悪いと、大人になってどのような弊害が生まれるのか?

 

子どもの頃から正しい姿勢でいることを常態にしておかないと、「姿勢」と「呼吸」との関係上、将来健康な体と精神的な面での不安が予想されます。

「なんだか息苦しい」と訴えて呼吸器内科を受診する人が増えていると言われています。「隠れ酸欠」とも呼ばれるこの症状は、「悪い姿勢」による浅い呼吸が起因いていると考えられます。呼吸が浅いと、空気が体に十分入らず、酸素と二酸化炭素を喚起する効率が悪くなり、代謝が落ちる、各臓器の働きの低下する、つかれやすくなるという事が考えられます。また血流も悪くなり、肩こりやむくみの原因となるとも言われています。さらに、呼吸と感情との関係から、不安やストレスを感じやすくなると言われていて(東京有明医療大学・本間生夫学長)、ストレスフルな大人、ちょっとしたことでイライラする大人が増える傾向になる事が心配されます。

そういえば、イライラしてキレやすい子どもは、姿勢が悪いなぁ・・と思うことはありませんか?

もちろんそれだけが原因ではありませんが、脳に十分な酸素が送り込まれないために、考える力が減少し、作業効率が下がってしまうということも言われています。

姿勢が悪いと、たくさんの弊害があると分かれば、子どものころから、いい姿勢づくりを意識していこうと考えられるようになりますよね。

だからこそ、子どものころからの姿勢づくりが大切なんですね。

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